味噌汁のつくり方は無限!日本人なら知っておくべき味噌汁の知識

切っても切れない味噌汁と日本人

日本人は味噌汁とともに生きてきました。
和食屋の定食には必ずご飯と味噌汁が付きますよね。
日本人の食は、味噌汁なしでは語れないです。
味噌汁がないと、食事の満足感が違うものです。朝ごはんには味噌汁があれば、おかずは必要なし!って言ってもいいくらい、ご飯と味噌汁のコンビは切っても切れない関係なのです。
寒い時期には体を温めることもできますし、栄養豊富な味噌を使っているので、とても効率のいいメニューだと思います。
味噌汁ってどう作るの?って思っている方。簡単です。
沸騰したお湯に豆腐、きのこ、葉物野菜、じゃがいもなど、好きな食材を入れて、味噌を適量入れて混ぜるだけでできてしまいます。
味噌汁の具材で代表的なのは、豆腐とわかめの味噌汁です。
我が家では、キノコで出汁をとります。水の状態からキノコを入れて、沸騰させます。その間に、ネギと豆腐を食べやすい大きさに切る。増えるわかめを使うときに注意するのは、入れすぎないということですね。ひとつまみだけで結構増えますので、わかめが多い味噌汁になってしまいます。わかめは水につけておけば増えます。
沸騰したら具材を入れて、少し煮込みます。そして味噌を適量入れます。自信がない人は味見をしながら入れるといいでしょう。
小さい頃とかに一度は飲んだことはあるはずです。その味噌汁の味を思い出しながら、自分にちょうどいい濃さに調節しましょう。
もししょっぱくなってしまったら、水を足して調節すればいいです。

奥が深い出汁の世界

味噌汁の出汁についてなのですが、基本的には昆布出汁とか、カツオ出汁、煮干し出汁などが一般的です。
まず昆布出汁です。素材の味を大切にしたいとき、上品な旨味を出すことができます。
旨味というのは美味しいということではありません。人間が感じる味の種類は、甘味、酸味、苦味、塩味、旨味の5つです。美味しさを感じるための重要な味の一つなのです。
次にカツオ出汁。旨味と香りを楽しめる出汁です。私はカツオ出汁が好きです。味噌汁や豚汁を作るとき、この出汁は万能だと思います。
昆布と合わせて出汁をとるのが多いのです。
次に煮干し出汁です。煮干しをそのまま噛んだことがある方はわかると思いますが、煮干し独特の香りと、甘味と苦味が混ざった味がしますよね。魚介の出汁を出したいという方に向いていて、個性ある風味を出すことができます。

市販の出汁の種類

今では簡単に出汁をとることができる、パック出汁、顆粒出汁というものがあります。
出汁の種類も豊富で、昆布カツオ、あごだしなどもあります。すぐに出汁を取ることができるのです。
和風中華料理、様々な料理に対応できるので、大変便利です。
パック出汁というのはお茶のティーバックのように、小さな袋の中に、豊富な素材が混ざって、風味豊かな出汁をとることができます。
沸騰したお湯に袋を入れるだけで簡単に美味しい出汁を取れ、鰹節を削るとか、昆布を水につけるなどの手間を省きたい方は、使ってみてください。
顆粒出汁は、粉末の出汁です。パック出汁と違ってゴミが出ません。粉をお湯に入れるだけです。
でも便利だからといって、デメリットがないというわけではありません。
パック出汁のパックには、必要な分量の素材が詰め込まれていますが、パックに入っている分量の出汁しか取れないので、出汁の細かい味の調整ができないというのがデメリットです。
また顆粒出汁にも、スティックタイプと、大容量タイプというものがあり、使いやすいのはスティックタイプのものとなります。1回分の分量が小分けされているので、計量など面倒なことはしません。
大容量の方は、計量スプーンで調節しながら、入れなくてはなりません。小分けにもされていませんので、保管方法も考えなくてはいけません。
お値段を考えるなら、大容量の方がリーズナブルでお得です。
ここでこれらのパック出汁と顆粒出汁を使うポイントをお話します。
パック出汁ですが、普通は沸騰したお湯に入れるのですが、事前に水の状態でパック出汁を入れて、冷蔵庫に入れておきます。そうすることで、深みのある出汁をとることができるのです。
続いて顆粒出汁なのですが、一度封を開けた顆粒出汁の大容量タイプですが、放っておくと固まってしまいます。
使いづらくならないためにも、密封容器に移し替えて、多湿を避けましょう。

味噌汁定番の具材

味噌汁には定番の具材があります。それを紹介していきます。
味噌汁には欠かせない基本の具材といえば、お豆腐ですね。
大豆の味噌と、お豆腐は相性抜群です。どんな具材と一緒に入れても、豆腐さえ入れておけば美味しく出来上がるでしょう。
キノコ類、海藻類、ネギとの相性がいいです。
なめこの味噌汁もとても美味しい。ドロっとした汁に、豆腐を入れることにより、キレのある味噌汁を作ることができます。
大根の味噌汁も外せませんね。大根は豚肉と一緒に作れば、豚汁になりますし、ほかの野菜を組み合わせ、けんちん汁なんかも作ることができます。
貝類も入れてもいいですね。あさりの味噌汁、しじみの味噌汁。魚介の味も出せますし、栄養も満点です。
お酒を飲みすぎたとき、二日酔いのときは、しじみの味噌汁を飲むと、早く治ると言われています。

以外な味噌汁の具材

この食材味噌汁に入れたら絶品っていう具材を紹介します。
皆さんはトマトを味噌汁に入れたことはありますか?
トマトは普通サラダなど、さっぱりとした料理に使われるものですが、実は味噌汁に入れると、酸味と甘味が素晴らしいコラボレーションを産んでくれるんです。
トマトは熱が加わると、水分を多く出します。味噌汁が水っぽくならないためにも、長時間加熱しないように注意しましょう。
トマトを加えるタイミングは、味噌を入れる直前です。ぜひ試してみてください。
次にかぼちゃです。かぼちゃの味噌汁は甘味があり、じゃがいもみたいにホクホクの食感が美味しいです。
かぼちゃは固く、火が通るのに時間がかかるので、一口大に切って、十分に柔らかくなるまで煮込んでから味噌を入れます。
きゅうりも味噌汁の具になり、富山県では夏場にきゅうりの味噌汁を食べるのです。確かに夏はきゅうりが美味しく感じられます。
味噌汁の具は野菜だけとは限りません。時には魚を味噌汁の具にすることができます。
私は鮭の味噌汁は最高においしいと思います。魚介の味をダイレクトに感じられるだけでなく、鮭の出汁を出すこともできます。
鮭を味噌汁に入れるときは、骨を取り除くのを忘れないでください。太い骨があると、夢中で食べることができませんよ。
細かい骨には注意して食べてください。

寒い季節におすすめの味噌汁

秋と冬におすすめの味噌汁をご紹介します。
寒い時期には定番の豚汁です。
具材はごぼう、里芋、大根、人参、豆腐、豚肉です。
ごぼうは皮を包丁で剥いて、一口サイズに切って、水につけておき、あく抜きをしておきます。
里芋も皮をむき、一口サイズに切ります。大根と人参も食べやすい大きさに切り、鍋に油を敷いて、豚肉を少し炒めます。ほかの具材も投入し、少し炒め、水を入れます。多少あくが出てくるので、おたまですくってください。
具材が柔らかくなったら、豆腐を入れて、味噌をちょうど良い味になるまで溶かして、出来上がりです。
冬の厳しい寒さを乗り越えるには、体を温める必要があります。
辛いものは、体の芯から温まりますよね。辛いものといえば、キムチが思い浮かぶでしょう。
実は味噌汁にキムチを入れてもおいしいのです。出来上がった味噌汁にキムチを入れるだけで、ピリ辛の味噌汁が出来上がります。
これだけで体が温まる味噌汁ができてしまうのです。

まとめ

味噌汁は自分でアレンジができる、万能の料理と言えます。作り方、食材、出汁を工夫するだけで、自分のオリジナル味噌汁を作ることだってできちゃうんです。
ぜひ、様々な味噌汁の調理法を試してみてください。

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