うどんについて

日本人の好きな国民的ファストフードというと何を思い浮かべますか。
個人的趣向とかあるのでいろいろ挙げられるでしょうが、地域、年代、男女別を問わず支持されるものに「うどん」と「そば」があると思います。
原料の産地の幅広さで言うと、うどんの方に分がありそうですね。
ソバは、日本中どこに行っても素材は同じで食べ方に違いが出るのですが、うどんとなると、素材自体に地域でかなり違いがありますね。
たとえば「伊勢うどん」は、うどんそのものが柔らかくて独特です。
名古屋の「味噌煮込みうどん」もどちらかというと柔らかめです。
関東や東北になると、どちらかというと硬めです。
関東でも埼玉県の鴻巣市が野売り出している「こうのす川幅うどん」となると、何コレ珍百景ではないですが、思わずエ!何これ!と言いたくなる代物で、何とうどんの幅が割りばしの長さの半分ほどあります。
平成27年に開かれた第12回埼玉県B級グルメ王決定戦で優勝したそうで、市内10店舗のお店で食べられるそうです。
川幅うどんほど幅広ではないですが、名古屋地方の「きし麺」もうどんの分類に入るようです。
また、群馬県のみどり市では、「特許変わりうどん」で売り出している店があるようです。
ソバは、抹茶を混ぜて茶そばにしたり、ゆずを練りこんでゆずそばにしたり、いわゆる混ぜ込んで変わりそばを作りやすいのですが、うどんはそれが難しいそうで、その変わりうどんの製法で特許を取ったそうです。
よく日本三大うどんと言われますが、日本うどん学会によると、はっきりとした定説はないそうで「讃岐うどん」と「稲庭うどん」が当確、三番目には長崎県の「五島うどん」、群馬県の「水沢うどん」、富山県の「永見うどん」、名古屋の「きし麺」が挙げられます。