冬の野菜は体を温める自然食品

ダイエットや美容、健康管理を行うにあたり、食品として常に重要な役割を担うお野菜たち。
八百屋やスーパーをはじめ、最近ではコンビニでもチラホラ散見できるようになりました。
また、種類も豊富でカット加工が施されたものもあれば、そのままの形で売られてることもあります。

現代社会では栽培方法や流通システムの発展によって、一年中手に入らない時期はないくらいの状態になっています。
しかしながら、お野菜は本来、四季によって収穫時期が異なるものです。
収穫時期が異なることでそのお野菜手に入りやすい時期、手に入りにくい時期があり、その結果、市場価格の変動をもたらすことになるのです。

実は収穫時期が与える影響は市場価格だけではないのです。
四季ごと、収穫される時期によってお野菜は「春野菜」「夏野菜」「秋野菜」「冬野菜」と分類されるのです。

当然のことながら、それぞれに特徴を持っていて、冠した季節に食すのに最も適していると言われています。

例えば、夏野菜の特徴は水分を多く含んでいることです。
高温で水分が失われやすい夏場に水分補給手段の一つとして有効です。
また、体内に水分を取り込むことが利尿作用を高め、排尿することで体内温度の低下を助ける力があるのです。

外気温の冷たい冬の間はその逆で、冬野菜は身体を温める手伝いをしてくれるのです。
では、夏野菜を冬に食べてしまうとどうなるのでしょう?
夏野菜は利尿作用を高め、体内温度を下げる一因となるのですから、内臓の冷えに繋がり、風邪やその他の体調不良の原因となってしまうのです。
これではせっかくお野菜を摂取して得た各種ビタミン類などの成分も意味がなくなってしまいます。
冬はやはり体内から身体を温めてくれるお野菜を食べたいですよね。

現代は夏野菜を冬に、冬野菜を夏に手に入れることは容易です。
ですので、きちんとした知識を手に入れ、季節によって食べるべきお野菜を食べるようにしていきたいものです。

◇夏野菜
トマト、ナス、カボチャ、きゅうり、とうもろこし、ピーマン、オクラ、等
◇冬野菜
大根、かぶ、ゆり根、白菜、ねぎ、ほうれん草、小松菜、ニラ、生姜、ブロッコリー、等