精製された炭水化物と健康

体と心の健康を保つためには、より自然に近い形の食品を取り入れることが大切です。日本の伝統的な食文化では、玄米などの精製される前の健康的な食品が食されてきました。
しかし、現在では精製された炭水化物と言われる白米や白パン、麺類や白砂糖などが主流となっています。この精製された炭水化物は、体に害をもたらす不自然な食品として注意しておかなければならないことがあります。

まず、白米や白砂糖などの精製された炭水化物は、精製される段階で様々な栄養素が失われていきます。例えば、白米では胚芽の部分が失われるため、ミネラルや食物繊維が玄米よりも大幅に減ってしまいます。
白砂糖に関しても、精製の過程でビタミンやミネラルが失われていきます。ミネラルとは、体に微量にしか含まれてはいませんが、人間の体の調子を整えるために大切な栄養素です。
また、精製された炭水化物は吸収率が良く、血糖値の急激な上昇を招いてしまいます。これにより、中性脂肪が増えたり、肝臓に負担をかけたり、糖尿病の危険性も高まってしまうのです。

玄米やふすまの入ったパンなどは、噛みごたえもあり、消化吸収がゆっくりになります。ゆっくりと食べれば、満腹中枢も働き、食べる量も抑えてダイエットにも繋がりますね。
そして、豊富な食物繊維は便秘解消にも役立ちます。便秘が解消され、腸内環境が改善されれば、体の中の毒素を排出することができます。
デトックスはアレルギーや肌荒れの改善、免疫力のアップなど、体の内側から強く美しくしてくれるのです。精製された炭水化物を控えて、より自然に近い食品を考えてみてはいかがでしょうか?