自然食品のそばの力を最大限に活用しよう

そばと健康との関係については昔から言われていますが、実際にそばをより多く食べる機会が多い地域には長寿の方が多いとも。

腹持ちもよく、主食としても活躍する非常に優れた食品です。

そばにはタンパク質やビタミンB群が豊富に含まれていて、白米よりも多くのタンパク質を含んでいるとも言われます。

さらに人間のカラダに必要不可欠な必須アミノ酸であるリジンやトリプトファンも多く含まれていたり、ビタミンB1やB2も多いなど、そばはビタミン・ミネラル・タンパク質・食物繊維などを総合的に豊富に含んでいる健康食品なのです。

その中でもそばに含まれる「ルチン」というポリフェノールの一種である栄養素は、そば特有の含有成分です。

このルチンは、弱くなった血管に作用して血管の弾力性を回復させる効果や、血液の流れをスムーズにする作用があると言われます。

さらには抗酸化作用や血圧・血糖値を下げたり、アレルギー症状の原因となるヒスタミンが分泌される速度を遅らせる作用も持っています。

このルチンを摂ることによって、高血圧や動脈硬化、糖尿病や肌の老化などを予防する効果が期待できるのです。

このように、昔から言われてきたそばの健康への好影響に加えて、実際に数多くの栄養成分を含むことが実証されてきたことから、改めてそばへの注目が高まっています。

そばはそば粉からできている?

そんなそばですが、そばというと基本的に「そば粉」からできていると思いがちですが、実際にはそうとも言えません。
ほとんどのそばには「つなぎ」として小麦粉が混ざっています。
この小麦粉とそば粉の割合によって当然そばの味や食感が変わってきます。
そして、そのそば粉と小麦粉の割合がそのままそばの呼び名になっていたりするわけです。

たとえばつなぎの小麦粉を使用せず、全てそば粉だけでできているそばは「十割そば」と呼ばれますし、小麦粉2割・そば粉8割のそばを「二八そば」と呼んだりします。
上記のそばの栄養成分はもちろんそば粉に含まれているわけですから、健康のことを考えてそばを食べる場合には、そば粉と小麦粉の割合が非常に重要になりますよね。

しかしながら、一般的にスーパーなどで安く売られているそばは小麦粉の割合が圧倒的に多く、なんと小麦粉8割・そば粉2割のものが一般的なのです。

これについては、それが本当にそばと呼べるのか?という議論もあるようで、その小麦粉の含有量の多さはうどんに近いと言えるかもしれません。
このようなそばでは当然栄養価も低くなりますし、健康への効能も期待できません。
ですからそばの効果をしっかりと得るためには、そばに含まれるそば粉の割合が非常に重要なわけです。

国外産のそばには注意

このように現在「そば」として出回っているものは小麦粉の割合が多く、そばとしてのそば粉に含まれる栄養成分を摂るには非常に心もとない食品と言わざるを得ません。
しかもそのそば粉についても、中国産そばの危険性が指摘されるようになってきているのです。

というのも、一言に日本そばといっても多くのそば店は中国産のそばに依存しているのが現状です。
立ち食いそば店やそばの外食チェーン店などは、かなりの割合で中国産が使用されているとも言われています。

なぜなら中国産そばは国産のそばと比較して格安で、半分ほどの値段だからです。
ですから安いそばはほとんどが中国産と言っても過言ではありません。
もちろん全ての中国産のそばが悪いというわけではなく、そばの実を原料のまま中国から輸入して日本国内で全ての加工を行い製造されたそばであれば、安心して食べられるようです。
しかしそばの実を脱皮済みの状態で輸入したそば粉の場合は、その危険性を知っておく必要があります。
というのも、中国産のそばは中国国内での保管状況が非常に悪く、非衛生的な管理状態であると言われ続けているからです。

例えば中国国内での保管時に、そばの実が好きなネズミへの対策として多量の殺鼠剤が噴霧されていたり、長期保管のための防虫剤が使用されている危険性が指摘されています。
農薬など多量の薬剤が使用されている場合も多く、実際に中国国内で加工されたものは消毒臭がするという話もあるほどです。

そのコストの安さから数多く出回っている中国産のそばですが、保管方法や加工時の添加物などさまざまな危険性が指摘されているのです。

自然食品のそばって?

そのような海外産の食品の危険性が少しずつ認識されてきたことや、消費者側の食品の安全性への関心の高まりもあり、「安全食品のそば」として100%国産のそば粉を使用したそばが多く販売されています。
健康食品や自然食品などの販売サイトでは、このような完全な国産そば粉・小麦粉を使用し食品添加物を一切使用していないそばを購入することができます。

さらには食品会社や製粉会社なども、安全なそばを作るための取り組みをアピールするようになってきています。
このように、いろいろなところで安全食品のそばへの関心が高まっています。

マクロビオテックにも最適

さらには、近年世界中で注目されるようになったマクロビオテックの影響もあります。
農薬や食品添加物等の害から身を守り、自然食を多く摂ろうという考え方で、ハリウッドスターやモデルなど世界的な著名人も実践している食事法です。

マクロビオテックを簡単に説明すると、食物は丸ごと食べること・砂糖や乳製品、肉類はなるべく控えることなどが基本になります。
そしてマクロビオテックの重要な考え方として、「穀物主菜」というものがあります。

これは主食は米や麦・雑穀などの穀物とし、副食は季節の野菜や海藻などを塩やみそ・諸湯で味付けし植物油でよく火を通して料理したものとして、それらの主食と副食を7対3くらいの割合で食べるという考え方です。
つまり穀物の一種であるそば粉から作られているそばを主菜とすることは、このマクロビオテックの食事法にも最適ですし、しかもは米などの穀物よりも多くの栄養成分を含んでいるため、健康のための食事として非常に優れているのです。

このような美容法や健康法としてのマクロビオティックは非常に注目されていて、通常の調理法でそばを食べるだけでなく、そばやそば粉を使ったマクロビオティックのレシピなどもたくさん出回っています。
たとえばそば粉を活用したお菓子やパンなど、無理せず楽しみながら健康になれるようなさまざまなアイディアレシピもあるようなので、いろいろな方法で健康食材としてのそばを摂取することができますよね。

安心・安全なそばを食べて、そばの力を最大限に活用しよう

このようにそば粉やそばは非常に優れた食品ですから、日常の食生活にしっかり取り入れることが大切です。
ただ、前述したように一言でそばといっても非常に数多くの製品が出回っているのが現状ですし、中には安全性に疑問があるものも存在します。

そばの豊富な栄養成分や効能を最大限活用するためにも、市販されているそばの成分やそば粉と小麦粉の配合などにも気を配ることが大切です。

そこでオススメなのが、一般的に「自然食品のそば」として販売されているそばです。
この自然食品のそばは100%国産のそば粉と小麦粉を使用し、食品添加物を全く使用することなく作られたそばですから、健康的で栄養豊富な食生活に最適です。

自然食品やオーガニック製品を取り扱っているお店やサイトであれば、さまざまな種類の安全食品のそばが販売されていることが多いので、簡単に手に入ります。
そのそばの原材料はもちろん、製法や添加物の有無などもしっかりと説明されているものがほとんどですので、安心して食べることができます。

このようなそばを積極的に食事に取り入れて、そばの効果を最大限に活用したいですね。

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