慢性疲労(1)

慢性疲労   
 慢性疲労を改善する食事療法

さまざまな生命活動・・・疲労感は、生命活動の結果、体内に発生する代謝産物が、処理能力の限界を超えて増加停滞したとき、活動量を減少させて処理・排出を停止することによって、体内で不要物質の処理機能がフルに働いて、速やかに排除することが出来ます。

 その機能が発動すると、横になって休んだり、眠ったりしたくなります。人体は、すべて同時に活動させることは出来ない構造です。

 エネルギー源を摂り入れて、分解、吸収、同化、合成、蓄積など、活動のための準備。

 情報収集、分析、判断、行動計画など、自己保存と社会生活のための頭脳活動。
移動、労働、遊びなど生活の身体活動。

 活動の結果、体内に発生するさまざまな代謝産物の排出処理、などなど。

 人は生命維持のため、複数多岐にわたる生命活動を行っています。それぞれの機能系列は、他の機能と同時に働かせると、どちらも不完全になります。

従って、円滑な生命活動のためには、ここの系列を順に単独で機能させなければなりません。これを、複数同時に働かせるのが、人の常です。

そのため、次々と身体トラブルが起こってきます。その体内のトラブルを増幅させないため、善エネルギーを修復に使おうとする。自然な生体反応が急速の欲求です。自己を守るための、生命活動です。

 身体を休める機能・・・疲労感、倦怠感は、痛み、かゆみ、暑さ、寒さなどの感覚と同様、身体組織で起こる異変をキャッチしての脳で感じるものです。

 活動と処理のバランスが崩れると、体内に乳酸、ピルビン酸、尿素、尿素窒素、ケトン体、活性酸素などさまざまな老廃物が停滞します。

 老廃物が増加すると、代謝が低下して生命活動がダウンします。その状態を修復するために、体内からシグナルが発せられ、身体を休ませようとします。

 この状態の時、休息することによって処理器官がフルに働いて、速やかに老廃物が排出されます。

 老廃物の処理のため、主に働く器官は、肝臓、腎臓です。この器官を助けるのが循環器です。全体の調整は自律神経です。

 体内浄化をスムーズに進めるには、休息とともにこれらの関連器官の機能を向上させることが必要です。

 疲労と食生活の関係・・・老廃物蓄積の要因としては、第一にあげるべきは、食生活です。

 食事を摂り入れて、これが体内でエネルギー源や体内の素材として使われて、その結果でる老廃物や余剰分などは、体外に排泄されます。

 この一連の流れが滞ると、老廃物となって、身体の至る所に停滞・蓄積します。

 老廃物が蓄積した組織は、循環や代謝が妨げられ、細胞の機能が低下します。
 その状態が進むと、細胞の編成や破壊が起こってきます。このような異常事態を知らせるシグナルとして、さまざまな不快症状が出てきます。

 もっとも悪いのは肉・・・体内でもっとも処理しにくい食べ物は、肉類です。

 肉は、消化器での分解過程で完全な処理が出来ず、一部不完全なまま台帳に送られた成分は、腸内環境を、悪化させます。

 腸内では、異常発酵が起こり、その産物は体内に吸収されて、血中に入り、全身に送られます。これはやっかいな老廃物になり各部にと蓄積されることになります。

 一方、小腸から吸収された成分は、肝臓で処理され、それが済んで初めて全身に送られます。このとき、肝臓内での処理が完璧に行われず、不完全な状態で全身に送られて、老廃物になって蓄積する部分が発生します。

 また、肉に含まれるタンパク質や脂質は、質の悪い組織を作ります。

 どんなものも、完成されたものを分解して、それを素材に新たに別の完成品を作るのは、無駄が多いだけでなく良質なものは出来ません。それは、物質会の原則です。

 肉という形にまで完成されたタンパク質を、分解してアミノ酸に戻し再合成しても、良質なタンパク質にはなりません。

 脂質も同様に、動物の体内で合成されたものを、脂肪酸に分解して、再合成しても良質な脂質にはなりません。

 タンパク質や脂質は、単純構造の植物性のものを素材にして体内で生成するのが、効率よく良質なものが出来ます。

 炭素、酸素、水素、窒素の4元素を、体内で合理的に利用するには、単純な分子構造の方が分解・合成が容易です。

 また、現代人が好んで食べている精製食品は、体内の構成成分のバランスを崩します。成分バランスが崩れると、過剰物質や未使用の物質は、老廃物になります。

 精製品の代表は、精製糖、精製塩、白米、精製小麦粉、化学調味料等です。

 以上のような食べ物を避けて自然で新鮮な生命ある即物を主にすることによって、老廃物の蓄積を防ぐことが出来ます。