慢性疲労(3)

積極的に摂ると効果のある食べ物

老廃物排出を促進する食物

ハトムギ、葛、ニラ、大根の葉、ネギ根、山芋、人参、かぼちゃの種、人参葉、布海苔、マッシュルーム、松の実

肝機能を高める食べ物

葛、フノリ、タンポポ、ハトムギ、ごま、ニラ、大根の葉、もやし、ヨモギ、わかめ、人参、里芋、人参の葉、ブロッコリースプラウト、干し椎茸、ナツメ、プルーン

腎機能を高める食べ物

自然薯、黒ゴマ、黒豆、蓮根、蓮の実、人参、ニラ、クルミ、かぼちゃ、大根、ゴボウ、小松菜、ハトムギ、雌株、ぎんなん、サツマイモ、マッシュルーム、切り干し大根、ヤンノー

腸機能を高める食べ物

発芽玄米、葛、フノリ、ニラ、木、キクラゲ、ゴボウ、ごま、納豆、浜納豆、たくあん、梅干し、味噌、醤油、たまり、マッシュルーム

活性酸素を除去する食べ物

ハトムギ、そば、黒ゴマ、大豆、玉ねぎの皮、ヨモギ、蓮根、大根のは、緑茶、番茶

血流を促進する食べ物

葛、タンポポ、豆みそ、醤油、ネギ、玉ねぎ、ニラ、ワケギ、らっきょう、ニンニク(黒焼き、醤油漬け)、黒ゴマ、松の実、ひまわりの種、梅醤タンポポ茶、梅醤番茶

リンパ循環を促進する食べ物

キクイモ、ネギ根、ハトムギ、かぼちゃ、粟、キクラゲ、芹、そば、ごま、ほうれん草、大根、春菊、白菜、かぼちゃの種、蓮の実

慢性疲労(2)

慢性疲労を解決する食事の実際

◎1~3日間、葛だけの食事にする。   1日2~3食

 20~30gに適量の水を加え、好みの堅さに練る。

 味付けは梅醤、塩、みそ、しょうゆ、梅干し、昆布、ヤンノー、甘酒の素、葛飴、米飴など

◎その後2~3日間、シンプルな食事。玄米飯とみそ汁、梅干し、たくあん、漬け物。*玄米は、全体の50%の量(体積比)

◎その後玄米を主食にして、野菜、海藻を副食にしていきます。

 *玄米の中に入れるもの、(一人前)・・・しお0,5g、ごま3g

 *加えると良いもの・・・はとむぎ5g、アワ3g、カボチャの種3g、松の実3g

◎飲み物・・・三年番茶、タンポポ茶、はとむぎ茶、ヨモギ茶、玄米茶など

 *水出し・・10時間水につけて浸出させる。

◎朝食は、出来るだけ遅い時刻に少量摂る。

 葛だけ摂るのがベスト。  何も摂らなくても良い。

◎昼食はシンプルにて少量。玄米おにぎり、そば粥、ハトムギ粥のいずれか。

◎間食は摂らない

慢性疲労(1)

慢性疲労   
 慢性疲労を改善する食事療法

さまざまな生命活動・・・疲労感は、生命活動の結果、体内に発生する代謝産物が、処理能力の限界を超えて増加停滞したとき、活動量を減少させて処理・排出を停止することによって、体内で不要物質の処理機能がフルに働いて、速やかに排除することが出来ます。

 その機能が発動すると、横になって休んだり、眠ったりしたくなります。人体は、すべて同時に活動させることは出来ない構造です。

 エネルギー源を摂り入れて、分解、吸収、同化、合成、蓄積など、活動のための準備。

 情報収集、分析、判断、行動計画など、自己保存と社会生活のための頭脳活動。
移動、労働、遊びなど生活の身体活動。

 活動の結果、体内に発生するさまざまな代謝産物の排出処理、などなど。

 人は生命維持のため、複数多岐にわたる生命活動を行っています。それぞれの機能系列は、他の機能と同時に働かせると、どちらも不完全になります。

従って、円滑な生命活動のためには、ここの系列を順に単独で機能させなければなりません。これを、複数同時に働かせるのが、人の常です。

そのため、次々と身体トラブルが起こってきます。その体内のトラブルを増幅させないため、善エネルギーを修復に使おうとする。自然な生体反応が急速の欲求です。自己を守るための、生命活動です。

 身体を休める機能・・・疲労感、倦怠感は、痛み、かゆみ、暑さ、寒さなどの感覚と同様、身体組織で起こる異変をキャッチしての脳で感じるものです。

 活動と処理のバランスが崩れると、体内に乳酸、ピルビン酸、尿素、尿素窒素、ケトン体、活性酸素などさまざまな老廃物が停滞します。

 老廃物が増加すると、代謝が低下して生命活動がダウンします。その状態を修復するために、体内からシグナルが発せられ、身体を休ませようとします。

 この状態の時、休息することによって処理器官がフルに働いて、速やかに老廃物が排出されます。

 老廃物の処理のため、主に働く器官は、肝臓、腎臓です。この器官を助けるのが循環器です。全体の調整は自律神経です。

 体内浄化をスムーズに進めるには、休息とともにこれらの関連器官の機能を向上させることが必要です。

 疲労と食生活の関係・・・老廃物蓄積の要因としては、第一にあげるべきは、食生活です。

 食事を摂り入れて、これが体内でエネルギー源や体内の素材として使われて、その結果でる老廃物や余剰分などは、体外に排泄されます。

 この一連の流れが滞ると、老廃物となって、身体の至る所に停滞・蓄積します。

 老廃物が蓄積した組織は、循環や代謝が妨げられ、細胞の機能が低下します。
 その状態が進むと、細胞の編成や破壊が起こってきます。このような異常事態を知らせるシグナルとして、さまざまな不快症状が出てきます。

 もっとも悪いのは肉・・・体内でもっとも処理しにくい食べ物は、肉類です。

 肉は、消化器での分解過程で完全な処理が出来ず、一部不完全なまま台帳に送られた成分は、腸内環境を、悪化させます。

 腸内では、異常発酵が起こり、その産物は体内に吸収されて、血中に入り、全身に送られます。これはやっかいな老廃物になり各部にと蓄積されることになります。

 一方、小腸から吸収された成分は、肝臓で処理され、それが済んで初めて全身に送られます。このとき、肝臓内での処理が完璧に行われず、不完全な状態で全身に送られて、老廃物になって蓄積する部分が発生します。

 また、肉に含まれるタンパク質や脂質は、質の悪い組織を作ります。

 どんなものも、完成されたものを分解して、それを素材に新たに別の完成品を作るのは、無駄が多いだけでなく良質なものは出来ません。それは、物質会の原則です。

 肉という形にまで完成されたタンパク質を、分解してアミノ酸に戻し再合成しても、良質なタンパク質にはなりません。

 脂質も同様に、動物の体内で合成されたものを、脂肪酸に分解して、再合成しても良質な脂質にはなりません。

 タンパク質や脂質は、単純構造の植物性のものを素材にして体内で生成するのが、効率よく良質なものが出来ます。

 炭素、酸素、水素、窒素の4元素を、体内で合理的に利用するには、単純な分子構造の方が分解・合成が容易です。

 また、現代人が好んで食べている精製食品は、体内の構成成分のバランスを崩します。成分バランスが崩れると、過剰物質や未使用の物質は、老廃物になります。

 精製品の代表は、精製糖、精製塩、白米、精製小麦粉、化学調味料等です。

 以上のような食べ物を避けて自然で新鮮な生命ある即物を主にすることによって、老廃物の蓄積を防ぐことが出来ます。

アンチエイジング・・老化防止食(2)

アンチエイジングのカギ・・9割は食にあり

ヤマイモ・・・ヤマイモは、消化器や、肝臓の機能を高め、体組織を柔軟にし、ホルモンバランスを整えるなどの機能によって、老化防止に効果を発揮します。

ヤマイモには、ミネラル、酵素(ジアスターゼ)、コリン、カテキン、アラントイン、多糖体(ムチン)が豊富に含まれています。

カボチャの種・・・腎臓、副腎、脾臓の機能を高め、ホルモンの分泌を増進します。

特にカボチャの種に多く含まれる亜鉛は、体内で生成される様々な酵素を活性化し、全身の代謝を高めます。

カボチャの種は、生を玄米に炊き込むのがもっとも効率よく成分を摂取できます。フライパンで軽く煎って、そのまま食べても良いでしょう。この場合、栄養価と吸収率は、ある程度低下します。

松の実・・・血液を浄化し、血液循環を促進し、血管、心臓、肝臓、内分泌の機能を高めます。これらの働きによって、老化防止につながっていきます。

含有成分は、ビタミンA・k・cカルシウム、亜鉛、鉄、タンニン、エステル、フェノール化合物、αピネン、βピネン、テルペン、フラボノイド、カムフエン、フェランドレン、酢酸ボルネオール、カディネン、カリオフィレン等々

松の実は、生をそのまま食べるのが最も有効です。玄米に炊き込んでも効果的です。

蓮の実・・・胃、腸、腎臓、副腎、心臓、血管、自律神経の機能を高めます。
成分は、ナシフェリン、ロイメリン、ネムボライト、タンニン、ムチン等です。
食べ方は、煮物に入れるか、玄米に炊き込むのが効果的です。

ギンナン・・・血液循環をよくし、血管、心臓を強化します。特に、脳内の血管を促進します。

内分泌腺、自律神経の機能を高めます。成分は、βカロテン、ビタミンB1・B2・C、フラボノイド、テルペン類、カテキン、ペントサン、ヒスチジンなどです。

焼いて食べるか、煮物に入れると良いでしょう。

クルミ・・・血液循環を促進し、循環器の機能を高めます。特に、脳内の血液を促進します。

成分は、ビタミンB1・B2・E、アミノ酸、脂質(オレイン酸、リノレン酸、リノール酸)が、含まれます。

生で食べるか、すりつぶして、和え物に入れると良いでしょう。

ヒマワリ種・・・心臓、血管を強化し、血液循環をよくします。成分は、βカロテン、ビタミンE、亜鉛、鉄等が含まれています。生を、玄米に炊き込むのがベストです。

海藻・・・海藻はミネラルの宝庫です。海藻に含まれるミネラルは、バランスが良く、利用率が高い優れた物です。

ミネラルは、老化防止にはなくてはならない優れた物です。また、多糖類が多く含まれており、血管や体組織を柔軟に強化し、老化を防ぎます。

多量に含まれる植物繊維は、腸内環境を整え、善玉腸内菌の繁殖を促します。

海藻は、それぞれ優れた特徴を持っています。いろいろな海藻を、まんべんなく毎日採ることが、老化防止につながります。

発酵食品・・・麹菌や酵母などが食品中で繁殖し発行するときには、多種多様な成分を放出します。

酵素、核酸、アミノ酸、ビタミンなどが、数十から数百種類生まれてきます。これらの成分は、血液やリンパの循環を円滑にし、全体の代謝を高め、ホルモンの分泌を促進します。

また、消化器、循環器、呼吸器、内分泌器官、肝臓、腎臓、副腎、自律神経系全体を高めます。したがって、老化防止には大変有効です。

発酵食品は、毎日、常食すると良い物です。特に、味噌、醤油は、欠かさず毎日食事に取り入れると良いでしょう。
糠漬け、甘酒、納豆、テンペ、みりん、キムチ、すぐき等の発酵食品も積極的に摂ると良いでしょう。

アンチエイジング・・老化防止食(1)

アンチエイジングのカギ    9割は食にあり

 ・・・葛は、効用の範囲が大変広く、老化防止のポイントをすべてカバーします。

腸、肝臓、腎臓、副腎、血液循環、リンパ循環、自律神経、ホルモンバランスなどを高めます。

1日の最初の食事は、葛だけにすると葛の硬化が効率よく発揮できます。葛は、消化器に負担をかけず速やかに処理されて、体内の浄化と臓器の機能向上に働きます。

葛練り・・・10g~20gを鍋に入れ、水200~250ccを加えます。祖声、塩分を入れます。塩、味噌、醤油、梅醤、梅干しなどを、適宜加えます。これを中火にかけて、かき混ぜながら加熱し、透明感(アルファ化)が出たら火からおろします。何も入れずに葛練りを作り、醤油を漬けながら食べても良いでしょう。

葛餅・・・30g、水300cc、塩0,5gを鍋に入れて、中火で練りながらアルファ化します。型枠に入れて、冷蔵庫で冷やします。固まったら、適当な大きさに切って黄粉を書けます。

葛羹(くずかん)・・・葛30g、水300cc、塩0,5gを鍋に入れます。そこに、ハチミツ、メープルシロップ、羅漢果、甘酒の素、小豆あんなどのいずれかを適量入れます。中火にかけ、練りながら加熱します。アルファ化したら型枠に入れて、冷やして固めます。

 ゴマ・・・心臓、血管、血液循環、肝臓、ホルモン分泌、免疫力、抗ガン、活性酸素除去などに有効です。

ゴマの持つ強力な抗酸化作用や、血液浄化、内分泌腺機能向上などの働きが、老化防止に効果を発揮します。ゴマは、栄養素や、有効成分の宝庫です。

ゴマの成分を有効利用するには、ごはんを炊くときに、生をそのまま一緒に炊き込むのがベストです。こうすることで、ゴマの成分はほとんど破壊されずに利用できます。消化吸収も向上します。米と一緒に炊くことで、ゴマの表皮は柔らかくなり、ごはんとともに十分こなれて吸収することが出来ます。

 発芽玄米・・・種子は、発芽するとき、内部に含まれる成分が酵素によって活性化し、その作用が高まります。

また、増加する成分や新たに発生する成分もあります。玄米を発芽させると、γオリザノール、γアミノ酪酸、フェルラ酸、イノシトール、フィチン酸などの成分が活性化して、働きが高まります。ビタミン、アミノ酸の活性も向上します。

発芽玄米は、含有成分全体が活性化しているため、通常の玄米よりさらに、代謝やホルモン分泌が向上して、老化防止につながります。

発芽により増加した、γアミノ酪酸は、脳内の循環を促進し、脳細胞同士の伝達を円滑化し、直接的に老化を防止します。

アンチエイジング

アンチエイジングのカギ    9割は食にあり

老化現象は、誰にも避けられない生理現象ではなく、明らかな病気です。

全身的に、きわめてゆっくり進行する慢性退行性機能疾患です。生活習慣病そのものです。つまり、不自然な誤った生活の反映です。原因のはっきりしている病気です。

病気なら、予防も治療も可能です。今回は、老化予防の補助手段について述べていきます。

補助は、あくまでも補助です。生活を整えた上で補助を加えた場合に、初めて補助が生きてきます。補助に頼って、生活改善をおろそかにしたら、本末転倒です。

老化が起こってきたとき、体を構成する細胞は機能低下、硬化、萎縮がおこっています。これらの異変は全身の代謝が低下するために起こっています。代謝の低下は、血液の質の低下、循環不良、老廃物蓄積などの異常事態が発生し、これが持続するためです。

このように体内変化が悪化するのは、生活の不自然・不調和が原因です。その体内環境を改善するためには、腸、肝臓、腎臓、副腎、循環、自律神経、内分泌等が、重要なポイントです。

補助手段は、そこを向上させることが、効率よく効果を発揮させることになります。補助手段は、食物の中で特に老化防止に効果のある老化防止効果のサプリメント、体や道具を使う健康法などがあります。

{老化防止食}は次回ご案内させて頂きます。

毎日葛を食べよう  体験者の声

   体験者の声

 河合恵子さん   愛知県岡崎市在住(44歳)

 おなかが癒される

 私は、元々胃腸が弱く子どもの頃から市販の薬が欠かせませんでした。3~4年前に「梅肉エキス・本葛」を知って以来、おなかの調子が良くないときやちょっと疲れたときなどにスプーン一杯を飲んでいます。

 麦芽で糖化下やさしい甘味ととろりとした食感におなかが癒される気がします。今は、ほとんど市販の胃腸薬は飲まなくなりました。

望進法講座  第二回

あなたの体調れる  第二回

肝臓の働き

 陰陽五行によると、春は肝臓と胆嚢が活発に動く季節と言われています。

冬の間は弱々しかった太陽が勢いを増して陽気が多くなります。そうすると、冬の間じっと隠れていたく差や木の芽が、一斉に芽を出して活動的になります。

寒さという強い陰性の中でグッと実を縮めて陽性になっていた生き物は、春の陽性にふれると爆発的にのびるのです。この季節になると吹き出物が出たり、体がかゆくなったりという症状が出やすくなります。

冬の間、体を動かさないのに脂っこい物やタンパク質、甘い物やお酒等の糖分をとりすぎた分が陽気に引かれて排出されてくるのです。

一時は、良くなったかに見えたアトピーも、この時期になると一時的に悪化します。吹き出てくるわけですね。

 さて、冬の間、肝臓にため込んでいた毒素(老廃物)を体の外に出してくれる春先に食べる食べ物は何でしょう?それは、苦みです。山野草は多くこの苦みを持っています。

五行の図を見てみましょう。肝臓は木に属します。ここに溜まった毒素は、火のエネルギーに属す陰性の苦みを食べます。これは、つまり余分な物を捨てる働きがあります。反対に足りない物を補う「補正」の働きを持つ陽性の苦みもあるので注意しましょう。

代謝機能

 肝臓の代謝機能は三つあります。

その一つは糖代謝です。血液中のブドウ糖をグリコーゲンをブドウ糖に戻します。

二つ目の働きはタンパク質の代謝です。アミノ酸から血液タンパクを作ります。中医でも「肝は血を蔵す」と言い、肝臓は血液と深い関わりがあると言われています。

三つ目は、脂質の代謝です。脂肪の分解物の、脂肪酸などから、コレステロールとリン脂肪酸を合成します。

現代人の食事は甘い物やお酒などの糖分過剰、肉や卵、牛乳などの高タンパク、高脂肪食が普通になっていますから、皆さんが思っている以上に肝臓に負担をかけているのです。

この結果は数字に明らかに出ています。たとえば、肝臓ガン、胆管ガンの死亡数は1980年で9741人だったのが1999年に葉に2万3492人と激増しています。

すべて食事が原因とは言えませんが食生活の悪習慣がガンの原因と言われている昨今です。大きな原因であることは間違いあるません。

排泄解毒作用

肝臓の重要な働きにはもう一つ排泄と解毒作用があります。

働きを終えた赤血球はビリルビンに作り替えられて便や尿から排泄されます。また、口から入ってきた毒物や薬物も、肝臓で分解されて体外に排泄されます。

農薬や有害な食品添加物、空気や水の中の汚染物質も大きな問題です。

食品添加物だけを見ても、一年間に食べる量は3㌔とも5㌔とも言われています。少なく見積もっても10年で30㌔になるわけですから、70%切り取っても再生するという強い臓器の肝臓でも、何も影響がないとは言えないと思います。

 肝臓の不調の見分け方

 肝臓の不調が、GOT,GPTという肝機能を示す数字に出てきたときにはすでに病気になっているということが言えるでしょう。

もし肝臓が本当に悪くなる前に、自分で肝臓が悪いかどうか分かるのなら、病気になる前に予防も出来るわけですからとても有益ですね。これを「望診」と言います。

 さて、肝臓の働きが悪くなると次のような症状が出ます。短気になった・おなかが張る・手足がつる・生理不順・爪が割れる・憂鬱な気分・口が苦い・視力の低下・眼底出血・耳鳴り・肌が弱くなって日焼けや金属に負けるなど。

肝臓は病気になってもほとんど症状がありません。ですから自己診断が難しいのですが、前述したような症状が気になりだしたらライフスタイル、特に食生活を見直すことが大切です。

 顔に表れる症状

 油脂、特に動物性の脂が多いと、眉間から眉の上までがふくれやすくなります。

動物性の脂と言えば主に、肉や卵、チーズ、バター等ですが、マグロやカツオなどの赤身の魚も入ります。これらのものを毎日のように食べていると、眉間がふくらんで、縦シワが寄ってきます。

また毎日お酒や甘いものを食べたり飲んだりする、また強い薬物を摂っていると眉間が赤くなる場合があります。

あるいは、パンやケーキなどの焼いた小麦が多いと眉間からふけのように粉を吹きます。

次に肝臓の不調は眼に現れます。最近どうもまぶしい、目が疲れる、ショボショボする、風が吹くと涙が出やすい、肩こりが眼に来た、等という症状があれば、肝臓の症状がいまいち思わしくない事を表してます。

このようなときは肝臓だけでなく、脾臓と腎臓のケアをすると尚回復が早くなります。

このほか白目では次のようなことが分かります。

白目の部分が青っぽい・・・・陰性の物、たとえば熱帯の果物や甘い物などが多くリンパの不調、貧血を示しています。

白目が灰色に濁っている・・・・強い陰性の物が多く腫瘍に要注意の状態。

白目に赤い斑点が現れる・・・・陰性の飲食物の摂りすぎによる腎臓の不調、糖尿病。

白目の充血・・・・陰性の飲食物の摂りすぎによる不眠症、心臓循環器の機能不全。

 爪の色の変化と病気

 肝臓の不調とともに現れる各臓器の不調は爪に出ます。

 白・・・気血の不足、貧血、動脈梗塞

 黒・・・・腎臓機能障害、長期の慢性病の場合は危険な前兆、放射線治療や、長期にわたる薬物投与の後遺症。

 黄色・・・・黄疸、肝機能障害の始まり。

 赤・・・・発熱、熱症の病気がある。

 赤白まだらで外側は赤茶色・・・・脳梗塞、肝機能障害。

 青・・・・寒証の病気、肝臓病の兆候、長期にわたる病気の場合は危険段階、薬物中毒。

 爪の形状の変化と病気

 小爪(三日月)と平行に二本白い横線・・・・腎炎、腎臓機能の低下、低タンパク症。

 不規則な白い線が縦横に表れる・・・・肝硬変、栄養不良、心筋梗塞、気血虚弱。

 黒(灰色)の縦線・・・・腎機能低下、放射線治療または薬物治療の後遺症。

 先端が茶色っぽく中心部が透明・・・・肝硬変、肝機能障害。

 爪が横方向に反っている・・・・虚血などの肝臓異常。

 爪が内側に曲がっている・・・・慢性の炎症、関節炎、甲状腺機能減退、末梢血管障害。

 爪が薄くなる・・・・陰性過剰、気血虚弱、ビタミン不足。

 爪が割れやすくなる・・・・陰性過剰、内分泌低下、肝機能障害。

 白い斑点がでる・・・・砂糖や果物など甘い物の過剰。
 
                          山本慎一郎
  
   PROFILE
 やまむら・しんいちろう
 1949年、岩手県盛岡市生まれ。77年に岩手県雫石町で自然食品店「いーは・とーぶ」を始める。80年に盛岡市に移転し、マクロビオティックの普及に専念。99年渡米しクシインスティチュートMCTを卒業。帰国後、盛岡市の大沢神経内科においてゴーシュ研究所を設立。盛岡を拠点に全国各地で食事指導のほか、講演会、勉強会などを中心に活動。

 日本CI協会より、月刊誌「マクロビオティック」の転載許可をいただき掲載しております。

葛飴にレンコン タンポポを加えると・・・

 麦芽糖に、蓮根、タンポポ、梅肉エキス、生姜などを加えると、これらに含まれる成分と糖が結合してさらに吸収されやすくなります。

 その効果とは・・・・・

  レンコン

 レンコンには、ビタミン、ミネラル(鉄が多い)、タンニン、ムチン(粘性物質)、ポリフェノール等が含まれています。
 
 特に、のど気管支、肺などの呼吸器系を強化します。また、腎臓、副蔵の働きを高め、血管、心臓を強化し、循環をよくします。免疫力を増強し、風邪など感染症の予防にも効果があります。

 タンポポ

 タンポポは、大変広範囲な効用があります含まれる成分は、コリン、バルミチン酸、タラキサステロール、ホモタラクサステロール、クルイチアノール、ラクトゥコピコリン、フェノール酸、セスキテルペンラクトン、トリテルペン、タラキサコシド、イヌリン、ペクチン、カルシウム、カリウム等です。

 血行促進、保温、利尿、抗ガンをはじめ、肝臓、膵臓脾臓、循環器(心臓、血管)、泌尿器(腎臓、膀胱)、生殖器、自律神経、内分泌(ホルモン)などの機能を向上させます。

 梅肉エキス

 梅肉エキスは、有機酸、ムメフラール、ステロール、等が主成分です。

 血液の粘性を改善して血行をよくし、免疫力を高めます。収斂作用により、止血、下痢止めにも働きます。駆虫、咳止めにも優れています。

 特に注目するのは、強力な殺菌作用です。ウィルス、リケッチア、スピロヘータ、マイコプラズマ、細菌、真菌などあらゆる病原菌を排除します。

 一方、人体に必要な腸内細菌等に対しては、その繁殖を助けるという選択的作用があります。

 ショウガ

 ショウガの効用範囲は広く、漢方の処方に多く使われています。

 著しい血行促進作用があり、特に冷えや痛みの疾病に優れた効果があります。

 胃腸や循環器の機能も高めます。

 血圧に対しては、高い場合にはこれを下げ、低い場合はこれを引き上げます。

 また、強力な殺菌作用があり、病原菌の繁殖を抑えます。

 成分は、ジンゲロール、ジンゲロン、ショーガオール、ミネオール、ビサボレン、ジンギベレン、ジンギベロール、リナノール、クルクミンなどが含まれます。

 葛の活用は、多くのバリエーションが考えられます。効用範囲の広い葛を生活にとけ込ませていくことで、健康づくりに大いにプラスになるでしょう。

                 医療コンサルタント 細川順讃
PROFILE
  ほそかわ・かずひろ1948年、愛知県豊川市生まれ。東西医学、心身医学、食養法、民間医療等を統合し、総合的健康法、治療法の実践的研究を25年行う。自分自身を自在にコントロールするセルフコントロールと食養をベースに統合的・根本的な指導をする。現在は生活改善指導の講演会や健康セミナーで活躍中。著書に「気と食・驚異のバランスパワー」・「梅醤タンポポ茶健康法」(共著)などがある。月刊マクロビオティックに「未病のための食養マニュアル」を好評連載中。日本CI協会にて、マクロビオティック公開講座、個人正食相談も行う。
 

 日本CI協会より、月刊誌「マクロビオティック」の転載許可をいただき掲載しております。

葛飴   毎日葛を食べよう

本物の葛って!?

日本国中いたる所に自生する葛は、秋の七草の一つです。藤色の可憐な花が円錐状に群れをなして咲き、とても鮮やかです。

秋の七草は、万葉集の山上憶良のうたに、「秋の野に咲きたる花を指折り、かき数ふれば七草の花」と詠まれています。

葛の花、萩の花、尾花(すすき)、なでしこ、おみなえし、ふじばかま、きききょう等、初秋の風情を醸す草花として古来より愛されてきました。

葛は花を楽しませてくれるだけでなく、葉、茎、根とすべてが焼く立つ物で、古人は生活の様々な場面で活用してきました。現在では、主に根が薬や食用に使われます。

花は、天ぷらや和え物に、若葉は蒸しておひたしにして食べられます。

花や葉には、豊富な栄養素と有効成分が含まれてます。

茎は、強靱な繊維質で出来ており、袴、ふすま、とばり、雨具、こうりなどに用いられました。

現在では、主に根が薬や食用に使われます。乾燥した根は葛根湯の素材としてよく知られています。葛の根茎からでんぷんを抽出したくず粉は、調理や菓子の材料に広く使われています。あんかけ、くずきり、葛そうめん、葛だまり、葛なり、胡麻豆腐など様々な調理の素材になります。葛を使った菓子は、葛団子、葛まんじゅうくず餅、葛ちまきなど多彩です。

葛根湯の名でよく知られている漢方薬は、葛根(くずのね100%)を主に、マオウ、ショウガ、ナツメ、ケイシ、シャクヤク、カンゾウを調合したもので、発汗、解熱剤として、風邪の代表的な薬です。

また、リュウマチ、アルコール中毒、止血にも有効とされています。アルコール中毒や二日酔いには、花を煎じて飲むか、陰干しした花を粉末にして飲むと効果があります。切り傷の出血には、生葉の汁をつけると止血されます。

今日では、もっぱら葛の根が使われています。葛の根を絞ってさらし、でんぷん質の部分を取り出して乾燥粉末にした葛粉が製品として世に出ています。

注意しなければいけないのは、100%葛の製品がほとんど無いということです。「本葛粉」と表示されていても、葛の量は、60%以下の物が大半です。大部分が、じゃがいも、サツマイモのでんぷんです。

じゃがいもでんぷんが入った物は、病人がこれを食べると症状が悪化します。特に、アレルギー、浮腫、血行不良、冷え、痛み、炎症、粘膜の腫れなどは、急速に悪化します。

ガンや脳梗塞などの病気は、危険な事態に陥る危険さえあります。くれぐれも100%葛を確認して選ぶことが大切です。

葛は単体でも多種多様な効果があります。

血液を浄化して循環をスムーズにし、血圧を安定させ、体を温めます。

免疫システムを整えてアレルギーを改善し感染症を予防します。

筋肉や靱帯を柔らかくして関節や骨を強化します。

炎症を取り、痙攣を鎮めます。

自律神経を安定させホルモン分泌を高め、老化を防止します。

体内の毒素を中和し、解毒し、排出します。胃、腸、肝臓、腎臓、副腎、膵臓、脾臓、心臓、血管呼吸器等の機能を高めます。

葛のお菓子いろいろ

このような万能といわれる葛は、いろいろな食べ方がありますが、葛湯、葛がきなどが一般的です。健康のため毎日葛を食べることは、大きな効果が期待できます。飽きずに長く続けるためには、食べ方にいろいろ変化をつける工夫もあった方が良いでしょう。

今回は葛を糖化して食べる方法を紹介します。

葛は、デンプンが主成分で、そこに有効成分のダイゼイン、ダイジイン、プエラリンーキシロイド、アラキンサン等が含まれています。ブドウ糖(グリコース)が多数結合している多糖類のデンプンは、そのまま食べても消化酵素の作用を受けにくく、ほとんど吸収できません。

乾燥葛を水にといて熱を加えると、透明感のあるゼリー状の物になります。これは、デンプンの分子が水分子と結合して消化酵素の作用を受けやすいαデンプンの形に変わった状態です。

これを食べると、唾液中のアミラーゼによっていちぶが分解され、胃に送られます。胃の中では、デンプンは変化せず、小腸に入り膵液中の多量のアミラーゼによって分解され、ブドウ糖に皮って体内に吸収されます。このとき、有効成分も一緒に吸収されます。

この一連のプロセスの中で、小腸から吸収される前の段階まで鍋の中で変化させることが出来ます。鍋の中でα化下デンプンに、消化酵素・アミラーゼを加えると水飴(麦芽糖)ができあがります。麦芽糖(マルトース)は、ブドウ糖が二個結合して出来ています。小腸壁でアミラーゼの作用を受け、ブドウ糖に分解されて吸収されます。

これは、消化力の衰えてる場合でも、とても吸収されやすい形です。くどさが無く深みのある上品な甘味で、いろいろな料理や菓子にも多く使い道があります。

この麦芽糖に、蓮根、タンポポ、梅肉エキス、生姜などを加えると、これらに含まれる成分と糖が結合してさらに吸収されやすくなります。

日本CI協会より、月刊誌「マクロビオティック」の転載許可をいただき掲載しております。