砂糖との上手な付き合い方

食品には身体を冷やす陰性のものと身体を温める陽性のものがあるとするマクロビオティックでは、砂糖はきわめて陰性であり、血糖値を上げ身体に負担をかけるものであるとして、できる限り避けることを推奨しています。
現代の栄養学においても、砂糖は高カロリーで肥満やあらゆる病気の原因となり、依存性もあるとされていますから、なるべく摂取量を抑えたいものです。

しかしながら、お菓子はもちろんのこと、あらゆる料理において砂糖は欠かせない調味料でもあり、完全に避ける食生活を送ることはなかなか難しいでしょう。
砂糖には、適度に摂取すれば疲労回復やストレス解消の効果もあるので、上手に取り入れたいところです。

砂糖の摂取量を抑える方法の1つは、フルーツやメープルシロップハチミツなど、ほかの甘みのある食品で代用することです。
例えば、ヨーグルトを食べたいけれど砂糖なしのプレーンヨーグルトを食べるのは苦手だという人は、バナナやみかん、いちごなどの果物を加えて甘みを楽しんだり、ハチミツをかけて食べたりする方法もあります。
色々と試してみれば、思いがけずお気に入りの食べ方を発見できるかもしれませんね。

また、市販のお菓子を食べたいけれど、砂糖が入っていないお菓子を探すのがどうしても難しいという場合は、食べる量を減らすだけでもマクロビオティックな食生活に近付きます。
例えば「たけのこの里」が大好きでどうしても食べたいならば、箱入りタイプではなく少量ずつ小分けになったファミリーパックを買って一袋ずつ食べたり、ついついたくさん食べてしまいがちな袋入りのキャラメルコーンよりも個包装のカントリーマアムを選んでみるなど、一度に食べる量を減らす工夫をしてみてはいかがでしょうか。