健康食品としてのお味噌

健康食品としてのお味噌の価値に触れているTVや雑誌はあまり見られたことがないかと思いますが、実はお味噌はとっても健康に良いのです。
主な役割としては老化防止や二日酔いの解消や整腸作用、更にはがんの予防にも効果があるのです。

ムソー 無双信州味噌 500g 創業百二十余年の味噌蔵で熟練された職人の下、長野県産契約栽培米「コシヒカリ」でつくった米糀と長野県産の契約栽培大豆「ナカセンナリ」、沖縄の塩「シママース」を、自然の温度のままゆっくりと熟成させた生味噌です。酒精不使用の自然食品です。

そもそも味噌は中国から朝鮮半島を通って日本にやってきました。その後麦麴や米麹を使う様々なやり方が考え出され、江戸時代になって庶民の間にも流通するようになりました。
現在の日本は「減塩」の風潮があるため、お味噌は高塩分とされ減塩の味噌を買う方やそもそも味噌自体を避ける方もおられるかと思いますが、お味噌はとても身体によいのでこの機会にお味噌の価値を見直してみませんか。

それでは具体的なお味噌の栄養についての話に入りたいと思います。
お味噌には今注目されている栄養素、イソフラボンやサポニンやビタミンB群やビタミンEも含まれている他に必須アミノ酸も多く含まれています。
このお味噌の発酵によって生まれた必須アミノ酸は、なんと卵にも匹敵するほどの含有量です。
よくお酒を飲んだ後や二日酔いのときにしじみの味噌汁がいいと言われますが、しじみの成分の他にお味噌に含まれるメチオニンといわれる肝臓に良いアミノ酸も一役買っています。
更には前述したサポニンやビタミンEもお味噌には含まれているため、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果もあります。
またイソフラボンという言葉を聞いたことがある人が多いと思いますが、これには更年期障害を軽くしたり乳がんなどの予防に効果的です。
そしてお味噌の発酵には乳酸菌も活躍しており、そのため整腸作用もあるというわけです。

オーサワジャパン 立科有機豆みそカップ 750g 国内産有機大豆使用の自然食品です。 2夏以上熟成させた濃厚な旨みのある味噌

肝心の塩分対策ですが、これはお味噌汁でしたらワカメを加えることによって塩分過多を防ぐことができます。
ワカメにはナトリウムの排出効果があるからです。

このように実に様々な効果がお味噌にはありますので、今まで塩分を気にして取っていなかった方も今度から食卓にお味噌を取り入れてはいかがでしょうか。

それでは最後に美味しいお味噌汁の作り方を軽くご紹介致します。
料理の「さしすせそ」にもあるように、お味噌は基本的に最後に入れなくてはいけません。でなければ、風味が飛んでしまうからです。
お豆腐や先ほどご紹介したワカメやお大根はもちろん、お味噌汁は油ととても相性が良いので油揚げなども入れると美味しくなります。私はキャベツをサラダ油でさっと炒めて、お味噌汁に入れることもあります。
出汁は顆粒タイプのインスタントや、お味噌自体に出汁成分が含まれている場合も多いと思いますが、もし顆粒タイプの場合はお味噌の直前に入れるほうがいいようです。インスタントはすぐ風味が飛んでしまうためです。
そして最後にお味噌を溶かしたらすぐに火を止めてください。よくお味噌を入れた後に沸騰させ続ける方がいますが、これは間違いです。すぐに火は止めましょう。
またお味噌汁が薄かったりお味噌自体にコクがない場合は煮詰めるのではなく醤油を大匙半~1杯程度入れるとグンと美味しくなるので、是非お試しください。