9月におすすめのマクロビオティックレシピその2

マクロビオティックは、野菜や穀物、海藻などを中心とした、日本の伝統食を基本とした食事のことで、自然と調和ととりつつ健康な暮らしを実現するという考え方です。
マクロビオティックは、身土不二と一物全体という二大原則があり、身土不二はその土地の旬のものを食べることで、体のバランスがとれるという考え方をしています。
一物全体は、一つのものを丸ごと食べるという意味で、穀物なら精白していない玄米、野菜の場合は皮つきのまますべてを食べることで、体のバランスがとれるという考え方をしています。

9月におすすめのマクロビオティックレシピは、旬のトマトを使った味噌トマトソースのペンネです。
材料は(4人分)
ペンネ120g
・ニンニク5g(みじん切り)
オリーブオイル大さじ1.5
[味噌トマトソース]
・トマト(水煮)500g
・タマネギ60g(みじん切り)
・オリーブオイル大さじ2
麦味噌大さじ1.5

作り方
1.食べにオリーブオイルとタマネギのみじん切りを入れて、弱火で炒める。タマネギがきつね色になったら麦味噌とトマトを入れて、弱火で10分煮込む。
2.冷たいフライパンに油とニンニクを入れて中火にかけ、トマトソースとパスタのゆで汁を加えて、ソースの量が3分の1になるまでかき混ぜながら煮詰めていく。
3.ペンネがゆであがったら、2のソースに入れて、トマトソースをよく絡ませる。

トマトは一年中手に入りやすい、とてもなじみのある野菜ですが、赤い成分には夏にはとてもうれしい効能がたくさん詰まっています。
トマトには、グルタミン酸といううまみ成分が豊富に含まれていて、酸化や老化を防いでくれる抗酸化作用があるリコピンや、疲労回復効果のあるクエン酸、腸の蠕動運動を活発にするペクチンなどが豊富に含まれています。
中でも、リコピンは、真皮のコラーゲンの産生を促進して、紫外線によるダメージから肌を守り、血流をよくして老廃物を排出しやすくするため、太りにくい体質へと導いてくれます。
トマトのうまみ成分は、皮と実の間や種のまわりに含まれていますから、トマトを使う場合には、皮をむいたり種を取り除くのではなく、丸ごと食べるようにするとよいでしょう。

マクロビオティックには、一物全体という考え方がありますから、丸ごと食べることでさまざまな栄養面でのバランスをとることができます。
リコピンは加熱することで凝縮して栄養吸収も良くなりますから、一度味噌トマトソースのペンネを試してみてはいかがでしょうか。