アンチエイジング・・老化防止食(2)

アンチエイジングのカギ・・9割は食にあり

ヤマイモ・・・ヤマイモは、消化器や、肝臓の機能を高め、体組織を柔軟にし、ホルモンバランスを整えるなどの機能によって、老化防止に効果を発揮します。

ヤマイモには、ミネラル、酵素(ジアスターゼ)、コリン、カテキン、アラントイン、多糖体(ムチン)が豊富に含まれています。

カボチャの種・・・腎臓、副腎、脾臓の機能を高め、ホルモンの分泌を増進します。

特にカボチャの種に多く含まれる亜鉛は、体内で生成される様々な酵素を活性化し、全身の代謝を高めます。

カボチャの種は、生を玄米に炊き込むのがもっとも効率よく成分を摂取できます。フライパンで軽く煎って、そのまま食べても良いでしょう。この場合、栄養価と吸収率は、ある程度低下します。

松の実・・・血液を浄化し、血液循環を促進し、血管、心臓、肝臓、内分泌の機能を高めます。これらの働きによって、老化防止につながっていきます。

含有成分は、ビタミンA・k・cカルシウム、亜鉛、鉄、タンニン、エステル、フェノール化合物、αピネン、βピネン、テルペン、フラボノイド、カムフエン、フェランドレン、酢酸ボルネオール、カディネン、カリオフィレン等々

松の実は、生をそのまま食べるのが最も有効です。玄米に炊き込んでも効果的です。

蓮の実・・・胃、腸、腎臓、副腎、心臓、血管、自律神経の機能を高めます。
成分は、ナシフェリン、ロイメリン、ネムボライト、タンニン、ムチン等です。
食べ方は、煮物に入れるか、玄米に炊き込むのが効果的です。

ギンナン・・・血液循環をよくし、血管、心臓を強化します。特に、脳内の血管を促進します。

内分泌腺、自律神経の機能を高めます。成分は、βカロテン、ビタミンB1・B2・C、フラボノイド、テルペン類、カテキン、ペントサン、ヒスチジンなどです。

焼いて食べるか、煮物に入れると良いでしょう。

クルミ・・・血液循環を促進し、循環器の機能を高めます。特に、脳内の血液を促進します。

成分は、ビタミンB1・B2・E、アミノ酸、脂質(オレイン酸、リノレン酸、リノール酸)が、含まれます。

生で食べるか、すりつぶして、和え物に入れると良いでしょう。

ヒマワリ種・・・心臓、血管を強化し、血液循環をよくします。成分は、βカロテン、ビタミンE、亜鉛、鉄等が含まれています。生を、玄米に炊き込むのがベストです。

海藻・・・海藻はミネラルの宝庫です。海藻に含まれるミネラルは、バランスが良く、利用率が高い優れた物です。

ミネラルは、老化防止にはなくてはならない優れた物です。また、多糖類が多く含まれており、血管や体組織を柔軟に強化し、老化を防ぎます。

多量に含まれる植物繊維は、腸内環境を整え、善玉腸内菌の繁殖を促します。

海藻は、それぞれ優れた特徴を持っています。いろいろな海藻を、まんべんなく毎日採ることが、老化防止につながります。

発酵食品・・・麹菌や酵母などが食品中で繁殖し発行するときには、多種多様な成分を放出します。

酵素、核酸、アミノ酸、ビタミンなどが、数十から数百種類生まれてきます。これらの成分は、血液やリンパの循環を円滑にし、全体の代謝を高め、ホルモンの分泌を促進します。

また、消化器、循環器、呼吸器、内分泌器官、肝臓、腎臓、副腎、自律神経系全体を高めます。したがって、老化防止には大変有効です。

発酵食品は、毎日、常食すると良い物です。特に、味噌、醤油は、欠かさず毎日食事に取り入れると良いでしょう。
糠漬け、甘酒、納豆、テンペ、みりん、キムチ、すぐき等の発酵食品も積極的に摂ると良いでしょう。