マクロビオティックの食事方法の説明について

マクロビオティックとはマクロ+ビオティックの合成語で健康的な長寿とか偉大な生命といった意味合いの言葉です。起源は第二次世界大戦前後と意外に古く食文化研究家である桜沢如一氏が考案した食生活法と言われています。

現在ではマクロビオティックを行っている人のことをマクロビアンといい、場合によっては穀菜人と呼ぶこともあります。実際にどのような食生活を行うのかというと主食は玄米で、野菜、漬物、乾物といったモノを副食とし非常にストイックな食事ということが出来ます。

そしてそれらの材料を独自の陰陽論が元となる調理法により作られバランスを考えられた食事ということが出来ますが、この独自のというのがポイントで医学的根拠や科学的根拠がないモノも多いのが実情です。

身土不二というその土地の旬のものを摂取すること、一物全体という自然の恵を全て残さず摂取することという考え方が2大原則となっています。他にも細かい点を挙げるなら有機農産物、自然農法の食品が望ましいとされていて、砂糖は使わず甘味は米飴甘酒甜菜糖やメープルシロップを使用しているのが特徴です。

さらにうま味調味料などの科学調味料はNGで出汁には昆布・椎茸でダシをとるのが基本で、さらに肉と卵と乳製品もNGというのですから摂取できる食材というのかかなり限られてきますし、それできちんと栄養を取る為には沢山の種類の野菜や果物を摂取する必要があります。イメージとしては精進料理を思い浮かべてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。