秋の滋養食材「自然薯」

暑い季節を乗り越えた後。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期。
そんな時に「そろそろかな?」と待ち遠しくなる自然薯の素朴な味。
見た目もさることながら、味そのものも非常にシンプルでありながら、疲労回復や免疫力アップなどをサポートする立派な栄養食材なのです。

近年は天然以外の栽培された物の方が多く出回っていて買いやすいかもしれません。
でも、天然物と栽培物は何か違いがあるのでしょうか。
答えは、「粘り」です。
栽培物は摩り下ろしてみると水分を多く含み、トロリとしているのが特徴。
一方の天然物は粘りが強く、たとえ摩り下ろした後でも団子のように固まっています。
この粘り強さがそのまま栄養素の豊かさに繋がっているのです。

自然薯をいただく際は、摩り下ろしたものを醤油や山葵でそのまま食べるスタイルが一般的ですが、出汁で薄めてご飯に掛けるスタイルも各地方で見受けられます。
また、との相性も良いので摩り下ろしたものを海苔で包んだものを揚げると一味異なるお惣菜に変身。
油揚げの中に入れて、揚げるスタイルもボリュームが出ます。
また、少し冷える夜には、摩り下ろした自然薯に片栗粉を入れて、汁に落とした団子汁が身体を温めてくれます。

このように調理方法は至ってシンプルなのですが、中には肌に触れると痒みを感じてしまう人も少なくありません。
もしも痒みが治まらない場合には、粗塩で擦ってから自然薯エキスと一緒に洗い流してしまう方法が手っ取り早いでしょう。
被れてしまう人は、次回からビニール手袋を使用すれば間違いありません。

天然物は11月からが最も美味しい季節。
厳しい冬に備えて、自然薯パワーをいただいてみてはいかがでしょうか。