醤油も本当は自然食品ではありません

醤油は自然食品だと思っている方が多いと思いますが、実は醤油にも色々な種類があり、普通に販売されている醤油は本当の自然食品とは言えません。
何故なら、醤油を作る過程で醸造用アルコールが使われているからです。

本当に自然に作る醤油は1年かかって出来るのですが、それでは醤油の販売量が足りなくなってしまいます。そこで、大手メーカーでは温度の調節を行う工場を作って、半年から1年で醤油を作っています。
また、醸造用アルコールを使用して酵母の1種である白カビの発生を防いでいます。
ですから、殆どの普通の醤油には原材料の中にこの「醸造用アルコール」という添加物が含まれているので、本当の自然食品とは言えないのです。

では、本当の自然食品と言える醤油はどれを選べば良いのでしょうか?
それは各メーカーが出している「丸大豆醤油」です。価格も高目です。
また、普通の醤油は脱脂加工大豆いう、最初から大豆の脂肪分を抜いた物を使います。しかし、丸大豆醤油は丸大豆の脂肪分を抜くことなく、総てを使うので味がまろやかになると言われています。

また、丸大豆醤油は大豆と小麦と食塩水だけで作られています。それ以外の材料は使っていないので、保存品とはいえ開栓後は冷蔵庫で保管するのが適しています。
当然、丸大豆醤油にも製造の仕方が色々ありますので、本当の1年間掛けて自然の温度に任せて作る天然醸造が本当の自然食品と言えます。
しかし、それではかなり高価になる上生産量も少なくなってしまうので、現在では原材料だけでも自然のものしか使っていない丸大豆醤油を選びたいものです。