ココナッツシュガーの特徴と働き

ココナッツシュガーは、東南アジアなどの熱帯地域に自生するココヤシの花やつぼみにある蜜を集めてお砂糖にしたもので、1本のココヤシから1日1~1.5リットルの蜜を摂ることができます。
ココヤシから採取した蜜はろ過を何回も繰り返してじっくりと煮詰めていき、茶褐色で香ばしいココナッツシュガーに作り上げられていきます。

一般に使用されている上白糖はサトウキビなどを原料にして精製されていますが、サトウキビなどに含まれているミネラルやビタミン類を徹底的に取り除いて、ショ糖が主成分になるようにして作られています。
ショ糖は単糖類なのでブドウ糖に次いで血糖値を上げやすい糖類となり、血糖値の上げ易さを表すGI値が上白糖で110となります。
対してココナッツシュガーは多糖類となり、単糖類に比べて分解に時間がかかる分血糖値の上昇が緩やかになり、ココナッツシュガーのGI値は35となって上白糖の三分の一くらいでしかなく、血糖値を上げ難い糖類ということがココナッツシュガーの最大の特徴になります。
ですから、血糖値が上昇し易い糖類を摂取すると膵臓からのインスリンが多く分泌されて膵臓に負担がかかりますが、上白糖をココナッツシュガーに切り替えることでインスリンの分泌を抑えて膵臓への負担を和らげる事が可能となると同時に、緩やかに血糖値を上げる事で体内への吸収量が増えて、脂肪として溜まり難くなります。

そして次のココナッツシュガーの特徴は、ミネラルやビタミンB群が豊富に含まれていて16種類のアミノ酸を含んでいることにあります。
ココナッツシュガーに含まれているミネラルには、カリウムやナトリウム・マグネシウムやカルシウムそして鉄やリン・亜鉛など種類が豊富に含まれていますし、量も糖類としては多くて、ナトリウムは黒糖の約20倍、マグネシウムは黒糖の約4倍含んでいますし、ミネラル類をほとんど含んでいない上白糖と比べても、ココナッツシュガーは単なる甘味料ではないことがいえます。
そしてココナッツシュガーにはビタミンB1で77mg、ビタミンB2で12mg、ビタミンB3で40mgなどビタミンB群が豊富に含まれていて、皮膚や粘膜を正常に保ったり、新陳代謝に必要な酵素の働きを手助けします。

ココナッツシュガーには20種類ある必須アミノ酸のうち16種類が含まれていて、特に新陳代謝や細胞の活性化に働くグルタミン酸が豊富に含まれています。
その他の特徴としては、イヌリンという難消化性食物繊維が豊富に含まれていて、腸内で分解されて腸内細菌の活動の手助けを行ないます。
これらの特徴から、ココナッツシュガーはアンチエイジングに最適な糖類ということもできます。

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